今の園地。
2013/09/28 Sat 20:34
ご無沙汰しておりました、石岡りんご園です。
毎年、こちらのブログでもりんごの収穫始めや、ホームページ販売開始をお知らせしておりましたが、只今ほとんど「facebook」で行っております。
スマートフォンからすぐに投稿できるのが便利で…。
ブログ更新を怠っていたら、「サンつがる」の収穫・販売が終了してしまいました。
今日は今の園地の状態をお知らせします…。
毎年恒例・園地が銀色の波に覆われてゆきます!!

シルバーシート(反射材のことです)が、りんごの樹の下に設置されます!
このシート、敷くのもたたんで撤収するのも一苦労!!一体誰が推進したんでしょうか!
赤いりんごの下には、大概のこのシートが敷かれるのです。
上からのお日様、下からの照り返し、光に挟まれてりんごは色付きます。
シートを敷く時は、私自身は完全防備です、ビカビカして大変です。(サングラス必須です)

こちらは「世界一」。袋に入っていた頃はこちら→6月
うっすらとピンク色!これから徐々に色付いてきます。
大きさが自慢の品種ですが、今年は世界一どころか、青森一の座もあやしいほどの大きさです。
やはり、開花の遅れが響いているのでしょうか。(参考→5月の記事)
祖父が仕立てたこの世界一ですが、とてもコンパクトに仕上がっている自慢の樹です。
剪定の専門的な話になりますが、今のスタンダードな形は「スレンダースピンドル」。
樹高4mと高さを出して、樹を落ち着ける手法です。クリスマスツリーの様な形の樹になります。
それに反して、祖父は禁じ手の「車枝」(同じ位置から数本枝を出すこと)を使い、樹を低~く作りました。
一番活かされているのが、園地の入り口にあるこの「世界一」の樹です。
ですが、来年、伐採・改植予定です。
園主が変われば、園地も変わりゆく定めなのです…。
さらば、祖父の樹。私は園地を私色に染めてゆきます…。
もし、ご覧になりたい方は今のうちです(笑)
------------------------------------------
最後に、少し深刻なお話しですが。
先日の台風18号は青森県りんご産業に大きな傷跡を残して行きました。
【9月19日の地元紙・東奥日報1面】

一部の地域では、氾濫した岩木川の水で、りんごの樹が飲み込まれてしまうほどの大雨でした。
台風=強風というイメージでしたが、雨でも恐ろしい被害になりました。
春から作業をしてきて…いえ、冬の剪定からですね…これから収穫の秋、というこの時期にこの被害。
水に浸かったりんごは、次第に腐敗してゆきます。
せっかく実ったりんごを収穫できないなんて…。
幸い、当園では被害はなかったのですが、水没した園地を思うと辛いです。
りんごは一年に一度しか実りません。
秋のもぎ取りのその一瞬に全てをかけて、りんご農家は一年間がんばります。
それが1日にして崩れ去りました。
被害にあわれた方には、心からお見舞い申し上げます。
りんごを育て、実らせるのも自然ですが、全てを無に帰すのも自然ですね。
人は逃げることが出来ても、りんごは逃げられません。
風も、雨も、ひたすら堪え忍ぶしかないのか…と思ったら、今以上にりんごが大事なものに感じられました。
これから収穫するりんご一つ一つ、大切に取り扱いたいです。
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今年4月、ホームページをリニューアルした当園ですが、
リアルタイムで情報配信!「Facebook」「twitter」もご覧ください!

毎年、こちらのブログでもりんごの収穫始めや、ホームページ販売開始をお知らせしておりましたが、只今ほとんど「facebook」で行っております。
スマートフォンからすぐに投稿できるのが便利で…。
ブログ更新を怠っていたら、「サンつがる」の収穫・販売が終了してしまいました。
今日は今の園地の状態をお知らせします…。
毎年恒例・園地が銀色の波に覆われてゆきます!!

シルバーシート(反射材のことです)が、りんごの樹の下に設置されます!
このシート、敷くのもたたんで撤収するのも一苦労!!一体誰が推進したんでしょうか!
赤いりんごの下には、大概のこのシートが敷かれるのです。
上からのお日様、下からの照り返し、光に挟まれてりんごは色付きます。
シートを敷く時は、私自身は完全防備です、ビカビカして大変です。(サングラス必須です)

こちらは「世界一」。袋に入っていた頃はこちら→6月
うっすらとピンク色!これから徐々に色付いてきます。
大きさが自慢の品種ですが、今年は世界一どころか、青森一の座もあやしいほどの大きさです。
やはり、開花の遅れが響いているのでしょうか。(参考→5月の記事)
祖父が仕立てたこの世界一ですが、とてもコンパクトに仕上がっている自慢の樹です。
剪定の専門的な話になりますが、今のスタンダードな形は「スレンダースピンドル」。
樹高4mと高さを出して、樹を落ち着ける手法です。クリスマスツリーの様な形の樹になります。
それに反して、祖父は禁じ手の「車枝」(同じ位置から数本枝を出すこと)を使い、樹を低~く作りました。
一番活かされているのが、園地の入り口にあるこの「世界一」の樹です。
ですが、来年、伐採・改植予定です。
園主が変われば、園地も変わりゆく定めなのです…。
さらば、祖父の樹。私は園地を私色に染めてゆきます…。
もし、ご覧になりたい方は今のうちです(笑)
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最後に、少し深刻なお話しですが。
先日の台風18号は青森県りんご産業に大きな傷跡を残して行きました。
【9月19日の地元紙・東奥日報1面】

一部の地域では、氾濫した岩木川の水で、りんごの樹が飲み込まれてしまうほどの大雨でした。
台風=強風というイメージでしたが、雨でも恐ろしい被害になりました。
春から作業をしてきて…いえ、冬の剪定からですね…これから収穫の秋、というこの時期にこの被害。
水に浸かったりんごは、次第に腐敗してゆきます。
せっかく実ったりんごを収穫できないなんて…。
幸い、当園では被害はなかったのですが、水没した園地を思うと辛いです。
りんごは一年に一度しか実りません。
秋のもぎ取りのその一瞬に全てをかけて、りんご農家は一年間がんばります。
それが1日にして崩れ去りました。
被害にあわれた方には、心からお見舞い申し上げます。
りんごを育て、実らせるのも自然ですが、全てを無に帰すのも自然ですね。
人は逃げることが出来ても、りんごは逃げられません。
風も、雨も、ひたすら堪え忍ぶしかないのか…と思ったら、今以上にりんごが大事なものに感じられました。
これから収穫するりんご一つ一つ、大切に取り扱いたいです。
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今年4月、ホームページをリニューアルした当園ですが、
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